虎ノ門広告祭実行委員会 メッセージ
昨年、全くのゼロから、広告祭の立ち上げを企画構想しました。
その背景には、昨年のメッセージでも書いたように、時代の大きな変化の局面のタイミングに直面して、方法論が複雑化多様化したことで、見方によっては勢いを失っているようにみえてしまっている広告業界に、こういう時だからこそみんなが集まれる場が必要なのではないかという強い想いがありました。その想いに数多くの方の賛同と協力を得て、持ち前の企画して実施する情熱と根性でなんとか「虎ノ門広告祭」として実現することが出来ました。
開催前は、自ら「勢いを失っているようにみえる」と書いているように、こんな時代に「あえて、広告祭」をやることを周囲からかなり心配され、主催者側の我々も誰も来てくれないのではないかと絶望的なまでに心配しながら進めていたのですが、結果として、のべ17,000人という想定を超える多くの方にご来場いただき、“祭”のもたらしてくれる熱量に、主催者も登壇者も来場者もみんな勇気づけられました。
あの熱量のある場を経験して、改めてわたしたちには、“祭”が必要だと再確認しました。
“祭”とは、日常にはない瞬間。その瞬間にみんなが立ち会って高揚する。人々が同じ場、同じ時間、同じ感情を共有すること。
“祭”の主役は、登壇者や来場者含む全ての“参加者”、そして“場”そのものです。リアルな場でしかなし得ない、身体性を伴う共有体験。
その真ん中には、歴史への敬意、尊敬すべき対象と、未来に向けての意思がある。それらがもたらしてくれる祝祭感が、残りの360日ばかりの日常を元気にさせてくれる。虎ノ門広告祭で、祝祭の力を強く感じることが出来ました。
その結果、昨年時点で自分たちでも全く予想していなかったことですが、今年も、無謀にも、2回目の虎ノ門広告祭を開催することにしました。
いま、世界には情報が溢れかえっています。AIの優秀さは加速して進化しています。必要な情報なら家でいくらでも取れます。でも、同じような悩みを抱えている人たちがリアルの場にたくさん集まって、お互いの顔が見ながら対話する。場を共有するという体験が、“祭”の主役たちのこれからの仕事によい影響を及ぼしてくれると信じています。我々も、この“祭”が少しでも数多くの人にとって良い影響を残せるものになるよう、強い願いを込めて準備します。
たくさんの方に“祭”の主役として参加していただけますよう、心よりお待ちしております。
虎ノ門広告祭実行委員会
クリエイティブ・ディレクター
菅野 薫